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「どうせまた猶予判決」常習盗撮犯、犯罪歴ネット表示めぐる名誉毀損訴訟の裏で“再犯”……サンダルに小型カメラ

大阪・梅田の地下街で2月、女性のスカートの中を盗撮したとして、大阪府警が府迷惑防止条例違反容疑で京都市内に住む男(49)を逮捕した。実はこの男、約3年前にも京都市で起こした盗撮事件で有罪判決を受け執行猶予(3年)中の身だった。それだけではない。男はこの猶予判決確定後、自分の名前をインターネットで検索すると逮捕歴が明らかになり、名誉を傷つけられたとして大手検索サイトの運営会社を提訴していたのだ。大阪府警は今回、男が提訴前後の期間に女性を盗撮していた動画も押収した。逮捕歴のネット表示の差し止めや慰謝料支払いを求めながら、裏では懲りずに卑劣な盗撮行為を重ねていたことになる。男は府警の取り調べでこううそぶいたという。「どうせまた執行猶予付きの判決になる」

「どうせまた猶予判決」常習盗撮犯、犯罪歴ネット表示めぐる名誉毀損訴訟の裏で“再犯”……サンダルに小型カメラ

犯罪歴がインターネット上に表示されるため「名誉を傷付けられた」と訴えを起こした男性が、その訴訟を起こした期間にも盗撮をしていた…というニュースがありました。たしかに、当サイトでも一度取り上げたことがあります。

ヤフー検索で盗撮事件の逮捕歴が表示される件

 

盗撮の手口

今回、逮捕された男性の盗撮の手口は、サンダルの穴の部分にカメラを仕込むというものです。

足首にボアが付いたサンダルは、甲の部分に無数の小さな穴がある有名ブランドのもので、穴の一つから小型カメラのレンズがのぞいていた。

サンダル内に仕込んだ小型カメラのコードはズボンの中を通り、リュックサックの中のビデオカメラにつながっていた。

記事では「甲の部分に無数の小さな穴がある有名ブランド」とありますが、おそらくクロックスのクロッグと思われます。ただ、正規のモデル以外にも、形が同じ「クロックス型」のノンブランドの靴が多く販売されているので、おそらく後者を履いていたと思われます。

クロックス

見て分かるようにクロックスのクロッグには穴が空いているため、この穴に小型カメラを仕込んで女性のスカート内を逆さ撮りするという方法をとる方が多くいます(ただ、バレやすいとは思いますが)。

※サイトの特性上リンクはしていません。

 

自宅から大量の動画

自宅からは大量の動画が出てきたとありますが、これ自体は驚くことではなかったりします…。

府警が逮捕後に実施した自宅の家宅捜索では、男のパソコンの中から女性のスカート内などを写した82本の動画やデジタルカメラの複数枚の静止画も見つかり、高い常習性をうかがわせた。

さらに驚きの事実が明らかになった。

動画を精査すると、82本の日付は25年5月14日~12月17日だった。男は25年3月に京都地裁で有罪判決を受け、9月に大手検索サイトの運営会社を相手取り名誉毀損訴訟を提起していた。この訴訟で「もう有罪判決を受けているんだからネット上の記録は消されるべきだ」と“被害者”のような主張をする一方で、裏ではまたもや卑劣な盗撮行為を繰り返していたのだ。

 

実刑の可能性

今回の盗撮事件は悪質ということもあり実刑の可能性もあるそうです。

弁護士は、今回の盗撮については「悪質な常習犯。被害者との示談などもないとすれば、盗撮という比較的軽い犯罪であっても実刑が言い渡される可能性は十分にある」とみる。ただ、「反省」が認められる事情があれば再び執行猶予になることもあり得るという。

インターネット上の記録がなく、働き口が見つかれば盗撮はしなかったというのが男性の弁です。

 

インターネットの盗撮の過去…

現在、インターネットには情報が溢れています。今回逮捕された男性は、盗撮で逮捕された情報がインターネット上にあるために就職できなかったと提訴しています。しかし、結果は「特殊な犯罪事実で社会的関心が高い」ということで棄却されています(上告中)。

男は逮捕後、運転手として勤めていたバス会社を解雇された。判決確定後に職探しを始めたが、うまくいかなかった。男はその原因をこう考えた。インターネットで自らの氏名を検索すると逮捕の事実や記事、その記事を転載したサイトが表示される。これが再就職活動の妨げになった-と。

男は9月、「事実の掲載は社会的地位を低下させ、不特定多数に摘示する行為は名誉を毀損する」として、大手検索サイトを運営する「ヤフー」などに損害賠償を求めて京都地裁に提訴した。

しかし、司法はこの訴えを一蹴する。

「特殊な犯罪事実で社会的関心が高い」「公共の利害に関する事実であり不法行為は成立しない」…。27年にかけて、1審京都地裁と2審大阪高裁はいずれも男の請求を棄却。男は最高裁に上告中だ。

同時に、最近は「忘れられる権利」というのも注目されています。当サイトでも盗撮事件をまとめているため、非常に興味深く思っています。中には「削除してほしい」という方がいるため、連絡が取れる方のみ何度かやりとりをした後、削除することもあります。今回の事件、今後はどうなっていくのでしょうか。

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